コロナウイルスが未だに猛威を奮っており、ワークスタイルが大きく変革し、いよいよ終身雇用制度が終わってギグワーカーといった単発の仕事が当たり前になりつつある世の中になっています。
最近では大手自動車会社のホンダが55歳以上を対象として早期退職優遇制度の募集を発表するなど、本格的に蓄えがないと生活が立ち行かなくなるリスクが現実化しています。
「備えあれば憂いなし」ということわざが示すように、ある程度の預貯金残高があれば、いざ何かあっても冷静に対処することが出来ます。
今回はお金がふえる方法について現役マネーコンサルタントが解説します。
お金がふえるためにはどのような方法がある?
お金をふやす方法にはいくつかありますが、皆さんがすぐにでも取り組める方法をご紹介していきます。
1.節約をする
一番手っ取り早く、かつ効果絶大と言えるお金が増える方法が「節約」です。
生活している限りは出ていくお金をなくすことはできませんが、ある程度抑えることは出来ます。
例えば、以下のような節約方法があります。
節約項目 | 節約効果 | 節約方法 |
食費 | 大 | 外食の回数を減らす、自炊する、食材費を抑える、持参弁当にする |
ケータイ・スマホ代 | 大 | MVNOといった格安SIM・スマホにする、料金プランを見直す |
交際費 | 中 | お金のかかるレジャーに行かない |
節約のデメリット
支出を抑える節約法は、すぐに効果が現れるものですが、金額としては小さく、達成感が得られず続かない恐れがあります。
また節約のほとんどが「我慢」する内容のものであるため、モチベーションが続かずにリバウンドしたり、QoLを損なうかも知れません。
2.収入をふやす
収入をふやすことでお金が増えます。
これは当然のことですが、収入をふやすというのは容易ではありません。
会社員ならば昇進して、昇給する必要があるでしょうし、副業で収入の柱をもう一本ふやす必要があるかも知れません。
専業主婦の奥さんがいるのならば、パートに出てもらって稼いでもらうことでも収入をふやすことが出来ます。
収入をふやすことのデメリット
いずれも、軽い気持ちでアクションを起こせるようなものではありませんし、確実にお金がふえるとも言えません。
場合によっては、オーバーワークによる時間的損失のデメリットが大きくなることも考えられます。
3.投資をする
実はお金をふやす方法として、フィナンシャルプランナーが口を揃えて「投資」を推奨しています。
これは他の手段と比較して、状況に応じたリスクを取れることと、短期的なリスクの影響を受けずに収入をふやす手段として現実的な方法だからです。
誰かが働きに出る必要もなく、時間を切り売りすることもありません。
毎月、家計の収入から何割かを「我慢」して投資に回すだけでOKです。
関連記事:理想の年間貯金額はいくら?収入別の年間貯金額から月当たりの貯金額まで解説
投資でお金がふえる…その方法について
投資をする場合に選択肢として挙げられるのが以下の方法です。
- 株式投資
- FX
- 暗号資産(仮想通貨)
- つみたて投資
投資と聞くと、多くの方は「FX」や「株式投資」などギャンブル要素があってまとまったお金が必要…といったような、ネガティブな印象を持たれると思います。
しかし、リスクに合った投資方法や少額資金で始められるタイプの投資商品があるというのはご存知でしたか?
例えば「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」は内容は詳しく知らなくとも、言葉としては聞いたことがある…という方は多いでしょう。
「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」はまさに気軽に始められる数ある投資方法の1つです。
ここでは、一般的な投資方法について解説していきます。
株式投資
投資方法として広く知られているものに「株式投資」があります。
株式投資とは、企業が発行する株式を売買し、その差額で利益を得るという投資方法です。
また、購入した株式を持ち続けることで、配当金を得たり、株主優待を受けたりすることができるため、利益を得ることができます。
株式投資のデメリット
ただし、株式の売買には「単元」(最低株式数)が決まっているため、初めて株式を購入する際には一定の金額が必要となります。
また、常に価格変動があり、大きな利益を得ることもあれば、大きな損失を被ることもあります。
株価は、企業の業績や国内外の経済ニュースに大きく影響されるため、値動きに注意する必要があります。
FX
FX(Foreign Exchange Trading)とは、通貨を売買し、為替レートによって発生する差額で利益を得る投資方法です。
FXには「レバレッジ」という取引方法があり、担保として預けた証拠金の25倍までの金額で取引を行うことができます。
例えば、100円の証拠金を預けた場合、通常の投資では100円分の取引しかできませんが、FXのレバレッジ取引では、最大で2,500円分の取引が可能です。
したがって、少額の資金で高いリターンを得られる可能性があるのは魅力的なポイントです。
FXのデメリット
しかし一方で、100円しか出していないのに、2,500円もの損失を出してしまう可能性があることにも注意が必要です。
さらに、外国為替取引という性質上、為替レートの変動や金利の変動というリスクも考慮しなければなりません。
株式投資と同様、世界の経済情勢に大きく左右される投資方法ですので、取引の際には常に情報収集を行い、冷静に判断することが必要です。
暗号資産(仮想通貨)
暗号資産(仮想通貨)とは、ブロックチェーンと呼ばれる技術をもとに、インターネット上で交換できる財産的価値のことです。
当初は「仮想通貨」という名称で登場しましたが、日本円などの通過と混同される可能性があるため、2018年12月からは「暗号資産」という名称に変更されました。
仮想通貨として登場した当初は「ビットコイン(BTC)」が知られていましたが、近年では数多くの暗号資産が登場し、その数は600にも及ぶと言われています。
暗号資産に投資するメリットとしては、非常に大きな利益を得られる可能性があることが挙げられます。
例えば、2017年12月7日、1BTCは170万円の価値がありましたが、翌日の12月8日には1BTCあたり200万円以上にまで価格が高騰しました。
170万円の価値だったものが、翌日には200万円の価値になったわけですから、単純に計算すれば、たった1日(正確には数時間)で30万円の利益が出たことになります。
また、暗号資産は非常に小さな単位で購入することができるため、1,000円程度の投資額から始めることができるというメリットもあります。
暗号資産(仮想通貨)のデメリット
一方で、デメリットとしては、値動きが激しすぎることが挙げられます。
前述したように、一時は200万円以上の価値で取引されていたビットコインですが、2021年4月現在、1BTC=約600万円となっています。
一時期は1BTC=40万円で取引されていたこともあり、値動きの幅が非常に大きいです。
最近は値動きの幅が小さくなってきたように感じますが、いつまた大きな値動きがあるのかを判断するのは難しく、多額の資金を投入するのは非常にリスクが高いと言えます。
ハイリスク・ハイリターンという言葉が当てはまる投資方法ですので、投資の際は慎重に判断してください。
【おすすめ】つみたて投資
つみたて投資とは、申し込みをすると毎月自動的にお金が貯まっていく投資方法です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISA(少額投資非課税制度)などがつみたて投資の代表例です。
これらの投資法の特徴は、一度設定してしまえば、その後は何もしなくても自動的にお金が貯まることです。
また、1万円以下の少額から始めることができ、お金を貯めるために難しい投資判断をする必要がないため、投資初心者にも人気があります。
また、掛け金は損金算入できるので、興味のある方はぜひ試してみてください。
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