現役FPコンサルタントが解説!年代別の年間貯金額、月あたりの貯蓄額から年代別の貯蓄方法など今回は”お金をふやす”ことにフォーカスして解説。この記事を最後まで読めば、あなたの年代は年収に応じた貯金・貯蓄の最適なアクションを知ることが出来ます。 |
貯金をしたいけど、収入の何%を貯金に回すべきか?
教育資金やセカンドライフ資金を貯めている人の年間平均貯蓄額は?
この記事はそんな疑問をお持ちの方のためのものです。
収入の10~20%を貯金に回すべし!
結論から言えば、収入のうちどのくらいを貯蓄に回すのが理想的か、現実的な数字は「収入の10~20%」です。
収入の額面に対しての数字です。
会社員や公務員の場合は受給額ベースでお考え下さい。
言葉では分かりづらいと思いますので、パーセンテージ別に表で見てみましょう。
収入の10%の場合の年間貯金額
年収300万円 | 年間貯金額30万円 |
年収500万円 | 年間貯金額50万円 |
年収700万円 | 年間貯金額70万円 |
年収1000万円 | 年間貯金額100万円 |
月換算でいくら?
年収300万円 | 月あたりの貯金額25,000円 |
年収500万円 | 月あたりの貯金額41,600円 |
年収700万円 | 月あたりの貯金額58,300円 |
年収1000万円 | 月あたりの貯金額83,000円 |
収入の20%の場合の年間貯金額
年収300万円 | 年間貯金額60万円 |
年収500万円 | 年間貯金額100万円 |
年収700万円 | 年間貯金額140万円 |
年収1000万円 | 年間貯金額200万円 |
月換算でいくら?
年収300万円 | 月あたりの貯金額50,000円 |
年収500万円 | 月あたりの貯金額83,000円 |
年収700万円 | 月あたりの貯金額116,000円 |
年収1000万円 | 月あたりの貯金額166,000円 |
皆さんはどう思われましたか?
この金額であればなんとかなると感じる方と、ちょっと多すぎると感じる方がいらっしゃると思います。
一般的には、この金額を貯蓄(資産形成)に回せば、教育資金やセカンドライフの生活資金を十分に確保できると言われています。
ただし、上記はあくまでも目安であり、職業や家族構成、マネープランなど、各個人(家庭)の環境や考え方によって大きく変わってきます。
あくまで参考ということでご承知おきくださいね。
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年代別の貯金の使いみち
ここでは、年代別の貯金の使いみち…いわゆる貯金のゴールを見てみましょう。
20代の貯金の使い道は?
20代の平均的な手取り月額は23万円です。
20代は家族のいない単身世帯が多いのですが、新入社員でビジネスマンとしての身だしなみを整えるために新しいスーツやグッズを買わなければならないため、給料の中から思うように貯金ができないのです。
貯金の目的は、近い将来の結婚費用や将来の不安に備えるためです。
20代のうちは会社の財形貯蓄などを利用して、しっかりとした貯金の基盤を持ち、あとは余裕を持って貯金するのが良いと思います。
社会人として自立し、家庭を持つための基礎を築く時期です。
30代の貯金の使い道は?
30代の手取り月収は32万円。
20代と比べて約10万円の昇給が期待できます。
これは、30代後半になると、役職に就くようになり、より多くの手当が支給されるようになるからです。
平均的な貯蓄額は月収の10%。
お子さんがまだ小さいうちが、貯め時です。
収入の20%の貯金を目指してがんばってほしいと思います。
貯金の目的は子どもの教育費や住宅購入の頭金を貯めるため、ということが多いです。
30代のうちに無理のない範囲で貯蓄しておけば、出費の多い40代でも家計は安心です。
40代の貯金の使い道は?
40代の手取りは約41万円と、30代に比べて、大幅にアップしますが、その分出費もそれなりにふえます。
会社での立場が上になると、割り勘にできないこともあり、少し多めに支払わなければならないこともありますからね。
家庭では、子どもたちが高校や大学への入学を控えています。
家を購入した人には、毎月のローンもあります。
また、親の介護を始める時期でもあります。
そして、自分たちのセカンドライフを考え始める時期でもあります。
……以上のことを考えると、収入がふえても、貯蓄に充てられる金額が30代よりも低くなるのは避けられません。
40代の貯金の主な目的は、
- セカンドライフの生活に備えること
- 子どもの学費に充てること
です。
ぜひ知っておいてほしいことは、40代は「収入=支出」という公式が当てはまる時期です。
そのため、貯金額をふやすというよりは、いかにして貯金したお金を維持するかを考えている人が多いようです。
50代の貯金の使い道は?
50代の手取りは約43万円で、40代と比べてもあまり変わりません。
しかし、子どもたちがいよいよ社会人になり、住宅ローンの終了も見えてくると、出費も落ち着いてきます。
それと同時に、定年後のライフプランについても考えなければなりません。
年金をもらうまでの間、家計費をどうしようか……退職金はどうしよう?……夫婦で具体的な話し合いをして、将来に不安を感じる時期でもあります。
そのため、50代の人はとにかくお金を貯めようとします。
毎月の貯金額がふえるのもそのためではないでしょうか。
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【最後に】貯金した後のゴールを明確にしよう
実は、平均がいくらであるかは、あなた個人にとってはあまり重要ではありません。
むしろ、
「子どもの大学進学のために1,000万円貯めたい」
「セカンドライフの生活費として2,000万円を確保したい」
「40代までに500万円を貯金したい」
など、目標を明確にすることが大切です。
そこから逆算して、現在の収入でこれらの目標を達成できるかどうかを判断する必要があります。
前述したように、多くの場合は年収の10〜20%の年間貯金額を満たせれば目標達成の可能性は十分にあると考えられます。
すでに明確な目標をお持ちの方も、そうでない方も、ぜひこの機会に将来必要になるお金について考えてみてください。
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ここまでいろいろなことをお伝えしてきましたが、中には「年間3万、5万では多すぎる!厳しい!」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください。
無利息に等しい貯金では限度があるかもしれませんが、積立投資をすれば少ない金額でも目標を達成できる可能性が高くなります。
最近では「つみたてNISA」や「iDeCo」など、お金を貯めて節税するための制度が充実してきています。
リリーフコーポレーションではマネーセミナーなどのコンサルティングを通して、皆様の収入や生活スタイル・目標に応じたマネーサポートを行っています。
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